2012年3月17日(土) 第4日 晴れ I
朝食を摂りながらBerliner
Morgenpost 紙とBerliner Tagesblatt紙の文化欄Kulturを読むのが5日間毎朝の習慣になった。
この日はいくつか面白い記事があった。
1.
ミュンヘンのゲルトナープラッツ歌劇場が、改修工事のため2013年の秋から2年間閉鎖され、2015年秋(場合によっては2016年秋)に再開場するという記事。
2. ザルツブルク復活祭音楽祭のメイン・オーケストラだったベルリン・フィルが、今年の『カルメン』を最後に出演をやめ、来年からはバーデン=バーデンの復活祭に出演する、そしてザルツァッハ河畔の劇場のピットにはティーレマン指揮ドレスデン州立管弦楽団が入るという記事。
―― ベルリン・フィルがピットに入るためにカラヤンが創始した音楽祭にベルリン・フィルが出ないとは!
時は移ろう。
3.ベルリン・ドイツ・オペラの演奏会形式公演『キャンディード』にグレース・バンブリーという懐かしい名前が登場するという記事。
―― 1960年代のカラヤン演出・指揮『カルメン』に史上初めて黒人カルメンとして登場し話題になったことを思い出す。
しかし何と言ってもこの日のメインの音楽関係記事は、ベネディクト・フォン・ベルンシュトルフBenedikt von Bernstorffによる、一昨日(15日)のメータ指揮ベルリン・フィル『ブルックナー交響曲第8番』の評である。
日本では演奏会評は忘れた頃にしか出ないが、ドイツでは他日公演に間に合うように直ぐ出る。
「3年前のティーレマンの演奏は、音を弱めたり頂点にもっていくのが早過ぎないように流れを遅めたりしてコントロールを利かせた感動的な名演だった。抑制と爆発の交替にあるこの曲の本質をティーレマンは表現できていた」と言い、
それに比しメータの演奏は、強奏と弱奏の一本調子な繰り返しで表面的に流れるところがあり、表現に深みが欠けるという評だった。
(第4日つづく)
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