2012年7月3日火曜日

2012年3月ベルリン旅行記IV-2 ユダヤ博物館


2012317() 第4日 晴れ II (つづき)

11時~12時、ユダヤ博物館訪問。旧西ベルリン地区にあり。
    
    
        
 1時間程度ではとても見切れない大きな規模の博物館。入館料 €5,00、音声ガイド €3,00、計€9,00。各国の人にベルリンの長く辛いユダヤ人社会の歴史について知らしめようということか、日本語を含む10ヶ国語程度の音声ガイドあり。

元のベルリン上級地方裁判所Kammergericht (1735-1913)の庁舎を転用した本館入り口部分と、新たにダニエル・リーベスキントDaniel Libeskind (1946- )が設計した新館部分とが地下でつながった造りになっている。

地下の最初の展示は、ユダヤ人迫害の20世紀の悲惨な歴史を、身をもって体験させる迷路のような廊下が入り組み、ユダヤ人に関わる世界中の都市名が壁の至るところに書かれている空間そのものが展示になっていて、入館者がどこへ歩いていったらいいのかわからなくなること、入館者が戸惑うことを目的として作られているように思われた。

実際どう歩いていっていいか私は不安に陥れられた。

特に鉄の扉を押しあけて入った部屋は3方を高い鉄の壁で蔽われた行き止まりの空間になっていて扉が閉まると閉じ込められた恐怖を味わわされる。

部屋の隅まで歩いて行くとその先に扉はなく行き止まりでそこまで行った人々に対し天井から毒ガスが噴射されるのではないかという恐怖に青ざめてしまう。

その部屋に続いて、亡命の庭Garten des Exilsと名付けられた直方体の大きな墓石のような物体が傾斜地にいくつも並んだ庭がある。

これも人の気持ちを寒々とさせる外部空間だった。

    

1時間程では巨大な内容を持った展示室群まで行き着かず、他日にゆずることとした。

(4日つづく)


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